CFD取引とは、「Contract For Difference」の頭文字を取ったもので、日本語に直訳すると差金決済取引」という意味です。

 

FXされたことがある方であれば、差金決済取引という言葉になじみがあると思います。

 

その通りで、FXもCFDの一種なのです。

 

CFDは現物株そのものを取引するのではなく、取引方法を示す言葉です。

 

FXはCFDの中で為替の売買に特化した商品のことを言います。

 

CFDでは為替以外にも、国内外の株式・債券・株価指数・商品先物の取引もあります。

 

株価指数は、日経225先物だけではなく、アメリカ・ドイツ・イギリスなど様々な国の指数に連動した銘柄の取引をすることも可能です。

 

CFDについて詳しくはコチラを参照ください。

 

今回は、CFDのメリット・デメリットについてご紹介します。

 

管理人がCFDを始めた理由は、日本株は、海外の影響を非常に受け、その対策に何かないかと考え、CFDの取引をするようになりました。

 

特にアメリカの影響は絶大で、日本市場が終了した夜間より、アメリカ市場が開始となり、その動向に注視する必要があります。

 

アメリカ市場次第で、翌日の日本市場は大きく変わってきます。

 

アメリカ市場が好調であれば、翌朝の日本市場もよい方向にいきやすいですし、日中、日本市場がどんなに好調でも、アメリカ市場が悪ければ、翌日の日本市場も一気に悪い方向に行く傾向にあります。

 

よくも悪くも日本市場は、海外の動向次第ということになりがちなのです。

 

夜間に取引ができない日本市場を主戦場としていた管理人は、夜間のアメリカ市場の流れ次第で、翌朝大きな利益を抱えてスタートするか、大きな含み損を抱えてスタートするかを傍観しているだけでした。

 

つまり、アメリカ市場の顔色をうかがって祈っているだけだったのです。

 

しかし、CFDに出会い管理人の取引の幅も大きく変わってきました。

 

CFDは夜間もずっと取引が可能なので、アメリカの市場の流れにすぐに反応でき、日経指数で取引もできますし、NYダウを直接取引することもできるんです。

 

夜間も取引でき、アメリカの動向に即座に反応できることにより、日中の日本市場のヘッジの役割も果たすことができるようになったのは、オプションなどをやらない管理人にとってはとても大きいです。

 

CFDは投資歴が浅い管理人でも取り組める簡単な手法なので、是非、投資初心者の方にも知ってもらえたら思い、案内しています。

 

もちろん、メリットだけでなく、デメリットありますので、今回は、CFDのメリット・デメリットについてご紹介していきます。

 

目次

CFD取引のメリット

 

夜間の取引ができる

上記でも述べたように、ほぼ24時間取引ができるので、要人の発言や指数の発表により外国の急な株価の変動などに即座に反応できます。

 

PTSなどで夜間取引はできますが、とにかく商いが少ないため、約定しないケースが多々あります。

 

しかし、CFDはCFD業者との相対取引なので、約定が成立しないというケースはありません。

 

管理人がCFDを始めた大きな理由がこの夜間取引ができるというメリットに惹かれたらからです。

 

売りから取引することができる

通常、現物株の投資の場合、買いの取引しかできません。

 

この銘柄は、下落しそうだなーと思った場合や下落相場になった際は、信用取引による空売りをするしかありません。

 

信用取引の空売りには逆日歩があるので注意が必要です。

 

CFDは売りから参戦することができ、逆日歩はつかないので、下落相場でも利益を得ることができます。

 

現物株のヘッジとして活用するものありだと思います。

 

外国株の取引手数料・為替手数料が無料

通常、海外株を売買する場合、アメリカ株で0.45%の手数料がかかり、さらに為替手数料がかかります。

 

しかし、CFDの場合は、手数料無料のところも多く、手数料がかかるところでも0.045%とかなり有利です。

 

また、円建で取引ができますので、為替手数料も発生しません。

 

レバレッジを効かせることができ、CFD取引は1単位から取引できます。

 

また、レバレッジを効かせた取引もできますので、最小限の資金で数倍の額の取引ができますので、うまくハマれば、少額で大きな利益を得るチャンスがあります。

 

多種多様な銘柄の取引ができる

CFDは一つの口座で様々な対象銘柄の取引ができます。

 

アメリカ個別銘柄だけではなく、世界各国の株価指数・商品(コモディティ)・債券・海外などが一つの口座にて取引可能です。

 

デメリット

株・FX・ビットコイン・投信・自動売買などシステムトレードなど、どのような投資法でも必ずデメリットがあります。

 

CFD取引も非常に魅力的ですが、一歩間違えると相場から退場してしまうことになりますので、CFDの特徴をしっかりと押させてから取引を開始していください。

 

レバレッジの活用を間違えると危険

証拠金取引であるCFDは、レバレッジを活用した取引が可能です。

 

レバレッジを効かせた取引であれば、資金が少なくても高レバレッジで大きな利益を得ることも可能です。

 

現物株の取引のように、大きな利益を得るために、豊富な資金が必要ということはありません。

 

逆に、少額で大きな利益を得ることができるということは、大きな資金を失う可能性もあります。

 

えい、やーというギャンブル的な感覚で高いレバレッジを効かせて売買するのは非常に危険です。

 

冷静に売買し、損切ラインを決めてリスク管理をしなければ、すべての資金を失うことになりかねませんので注意してください。

 

CFD各業者には、ロスカットが自動で設定されるように金融庁で定めれていますので、ロスカット値を自分で変更しなければ、最低限の損失で済むようになっています。

 

海外の商品の情報が乏しい

CFDは、海外の株価指数・海外個別銘柄・商品(コモディティ)などありますが、情報量が非常に少ない、情報があっても外国語での情報であったりなど、日本株のようにしっかりとした情報を元に分析するのが難しいケースがあります。

 

チャートであったり、海外指標の発表などを元に分析していくしかありません。

 

英語や外国語が得意な方は、海外の情報を集めしっかり分析してみてもよいと思います。

 

外国語が苦手な方は、ダウなどは比較的情報が多かったり、日本語での分析情報も結構ありますので、取り組みやすいかもしれません。

 

スプレッドがCFD業者により異なる

CFDは売りと買いのどちらでも取引ができます。

 

スプレッドとは、売値と買値の差額のことで、CFDを取引すたびにかかるコストです。

 

このスプレッドは取引業者ごとに異なり、更に、株価指数・商品(コモディティ)ごとにも異なります。

 

当然スプレッドの差が少ない、つまり、コストが安いCFD業者に口座を開設し、売買を開始できることが最良です。

 

自分が売買してみようと思う商品や指標を各CFD業者で比較してみるとわかると思います。

 

スプレッド比較表

CFD会社 日経225 ナスダック NYダウ DAX FTSE100
GMOクリック証券 2~6円 0.5~0.8pips 1~3pips 2.8pips 2.0pips
DMM CFD 7円 2pips 3pips
岡三オンライン株365 24~34円 24~30pips 10pips 8pips
マネックス証券 24~34円 24~30pips 10pips 8pips

 

 

CFD取引のメリット・デメリットまとめ

 

CFDの魅力が少し伝わったでしょうか?

 

CFDはレバレッジを効かせた取引となりますので、少額でも大きな利益を得ることがありますが、その逆もあります。

 

取引する際は、冷静に判断し、取り組まなければなりません。

 

ロスカットをうまく活用しながら安全に取引してください。

 

管理人は以前熱くなって痛い目をみています。

 

コモディティの原油で取引していた時の話ですが、それまで割と小さな額でレバレッジを効かせながら小まめに利確していたのですが、調子に乗って、額を大きくし、下落基調だと判断し売りから参戦したのですが、管理人の方向感とは逆に一気に上昇してしまい、あっというまにロスカット値まで達してしまいました。

 

手動でロスカット値を変更し、更に売り増しをしました。

 

その後もどんどん原油価格は高騰し、泣く泣く損切りしました。

 

初めのロスカットで冷静にしばらく様子をみてから売りで参戦してもよかったのだと思います。

 

損失分を取り戻すため(売りの平均単価を下げるため)、売り増ししたのが失敗でした。

 

ロスカット値に達したのであれば、管理人の方向感が間違っていたと判断し、清くロスカットされるべきだったのです。

 

もちろん戦略的な売り増しであれば問題ないのですが、管理人の場合、ただ熱くなって、何の計画性も無く売り増ししたのが問題でした。

 

管理人と同じような轍を踏まないように、対象銘柄が逆方向に行った時は、冷静に判断して対処してください。

 

レバレッジが効いていることを忘れないようにしてくださいね。

 

 

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