今回はFX自動売買「ループイフダン」で運用する通貨ペアは、何を選んだらよいか?について検証していきます。

 

FX初心者が理解するための内容となりますので、ゆっくりFX自動売買について理解を深めてください。

 

すでにFXの自動売買を行っている人には、退屈な内容となりますのでスルーしてください。

 

「そもそもFX自動売買とは何か?」・「FX自動売買は初心者でも運用できるか?」などは下記の記事をお読みください。

●FX自動売買の始め方まとめ記事

 

今回は数ある通貨ペアの中で、FX自動売買「ループイフダン」を長期運用していく上で、最適な組み合わせを検証していきたいと思います。

 

運用通貨の選択基準

 

FXの自動売買でどの通貨ペアを選んだらよいか?

 

FX初心者にとって、通貨ペア選びの基準がわかりません。

 

もちろん、ループイフダンを提供しているアイネット証券などの証券会社では、人気の通貨、利回りなど色々なランキングがありそこから選ぶのもありだと思います。

 

しかし、せっかくFXを始めるのであれば、自分なりに根拠をもって通貨ペアを決めたいと管理人は思っています。

 

通貨を選ぶ上で重要なのは、自動売買に適した通貨どうかということが一番重要です。

 

FXの自動売買は、細かく売り買いをして決済していく手法となります。

 

細かく買って売るということは、値動きも上下に移動しなければ決済に至りません。

 

大きく一方向に(上昇相場・下降相場)値動きが出てしまうと、買って・売って決済とならないので自動売買には、あまり向いていません。

 

一方向であれば、トレンドに従って、買いで大きく利益を狙ったり、売りで大きく利益を狙ったりするオーソドックスなFXトレードをするのがよいかと思います。

 

しかし、大きく利益を狙うということは、それだけリスクも高くなり、自分が想定したトレンドと逆方向にいった場合、大きな損失になる恐れもあります。

 

低リスクで運用していくことが目的なので、一方向のトレンド相場になっている通貨ペアは、自動売買「ループイフダン」の選択肢としては無しです。

 

自動売買に向いている相場は、一方向のトレンド相場ではなく細かく上下に値動きすることで、新規注文と決済を何度も繰り返して、利益を積み重ねることができる「レンジ相場」が最適ということになります。

 

つまり、長期にわたりレンジ相場になっている通貨ペアを選ぶのが、自動売買「ループイフダン」にとってはベストということになります。

 

ただし、値動きがあまり大きく上下すると、ロスカット(損切)になってしまうため、できるだけ狭い値動きのレンジ相場が長く続ている通貨ペアがベストです。

 

そこでいくつかの、通貨ペアの値動きを2012年~2022年の長期で見てみましょう。

 

6通貨まとめ画像

まとめたチャートを比較してみるとわかりやすいですね。

 

USD/CHFがかなり安定してレンジ内相場で上下していることがわかります。

 

各通貨ペアについてもう少し細かくみていきましょう。

 

USD/JPYチャート

 

 USD/JPYチャートは2016年ごろから2022年まではレンジ相場でしたが、2022年より円安が進んでいます。

 

ループイフダンなどの自動売買には、あまり向いていないチャートなります。

 

AUD/JPYチャート

 

 AUD/JPYは、コロナ前までは値幅は70円~100円ほどの範囲のレンジ相場でしたが、コロナショックで一時的に大きく下落し、レンジの外に出ました。

 

2020年のコロナショック後は上昇中ですがその後レンジ相場になるかはわからないので、2022年現在はちょっと触りずらい感じがします。

 

USD/CHFチャート

 

 まさにループイフダン理想のレンジ相場内で値動きです。

 

2015年のスイスフランショックで大きく値が動いていますが、逆に2015年の相場でロスカットにならないような設定にしておけば、まず損失が出ることは少ないのではないかと判断できます。

 

2015年のスイスフランショックで大きく値が動いていますが、2015年の値動きでもロスカットにならないような設定にしておけばレンジ内におさまると判断できます。

 

つまりUSD/CHFは0.7Frあたりまで耐えれるロスカット設定にしておけばループイフダンにて新規注文と決済を繰り返し利益をあげれる理想の通貨ペアだと言えます。

 

CAD/JPYチャート

 

 CAD/JPYは、少し値動きが荒い感じがするのでループイフダンには向いていない判断できます。向いている通貨ペアかと思います。

 

EUR/JPYチャート

2015年までは値動きが荒い感じがしましたが、2015年以降はレンジ相場になっています。

 

短いスパンで見てみるとEUR/JPYもループイフダンに向いていると判断できます。

 

AUD/NZDチャート

2014年以降はレンジ相場になっています。

 

短いスパンで見てみるとEUR/JPYもループイフダンに向いていると判断できます。

 

 

以上を踏まえると、一番安定したレンジ内の値動きはUSD/CHFでEUR/JPY・AUD/NZDも現在はレンジ内での値動きになっているということがわかりました。

 

この通貨ペアの中から運用すれば、まず失敗する可能性は低いと思います。

 

特にUSD/CHFは、長らくレンジ相場になっているので、初めてのFX自動売買「ループイフダン」に取り組むには、最適かと思います。

 

管理人も、現在USD/CHFで運用しています。

 

最後にもう一度、通貨選びのコツはできるだけ狭い値動きのレンジ相場が長く続ている通貨ペアがベストです。

 

 

 

 

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