現在、低リスク・中長期運用で利益をあげれる方法に焦点を絞って投資をしています。
今回はループイフダン「米ドル/スイスフラン」について検証していきます。
FX自動売買の中で初心者でも取り組みやすいアイネット証券の「ループイフダン」を利用しています。
管理人が初めてループイフダンで運用を開始した通貨はAUD/JPYでした。
AUD/JPYについては、管理人が想定するレンジから外れてきたので2020年5月でループイフダンの稼働を停止しています。
AUD/JPYの結果は以下の通りです。
●運用1
運用開始年月日:2019年5月15
運用通貨:AUD/JPY
運用開始の値:約76円
売買方向:買
値幅:100pips
通貨数:1000通貨
最大ポジション数:19本
損切り設定:なし
●運用2
運用開始年月日:2020年3月2日
運用通貨:AUD/JPY
運用開始の値:約73円
売買方向:買
値幅:100pips
通貨数:1000通貨
最大ポジション数:16本
損切り設定:なし
運用1・2のロスカット値:55円
運用1・2の資金:80万円
利益:2019年5月15日~2020年5月15日までに約10万円の利益(現在はAUD/JPYは終了しています)
AUD/JPYで年10%以上の利益が出すことができました。
コロナでFX市場も乱高下しましたが、ここで大きく利益がでました。
管理人は100pips設定なので、普段はあまりポジション形成できません。
しかし、コロナ発生時はFX市場もかなり乱高下したので、そこでポジション形成と利益確定の動きが多めに出たので年間利益が10%を超えることができました。
最初にロスカット想定した資金さえしっかり入金していれば、いくら市場が荒れてもロスカットされる心配がないので、ゆったり構えていることができます。
AUD/JPYのループイフダンを1年以上運用して、コロナショックなど市場を揺さぶるできごとが起こっても確実に利益を出せるということを確信できました。
ただし、AUD/JPYのループイフダンは管理人が想定したレンジを外れてきたので停止しました。
自分が初めに想定した設定にそぐわなくなった場合は停止し、仕切り直しができるのもループイフダンのいいところです。
しかし、せっかくループイフダンにも慣れてきて利益の出し方もわかったので、別の安定した通貨ペアを探すことにしました(AUD/JPYも管理人の想定レンジに戻ってきたら再開予定です)。
そこで目をつけたのがUSD/CHF(アメリカドル/スイスフラン)です。
目次
USD/CHFを選んだ理由
1USD/CHFを選んだ理由1
スイスは永世中立国でヨーロッパでは安全な国として認識されており、日本円と並んで安全通貨として認知されています。
安全通貨の特徴は激しい乱高下が少なく価格が安定しています。短期的な為替損益を狙うより長期的に保有しスワップポイントを獲得するようなトレードに向ています。
2USD/CHFを選んだ理由2
クロス円だとフラッシュクラッシュなどが起きた時、運用しているすべての通貨がロスカットされる危険があるため、クロス円以外の通貨で運用したいと考えたためです。
また、クロス円で運用している場合はクロス円以外の運用をすることでリスクヘッジの役割を果たすと考えたためです。
3USD/CHFを選んだ理由3
USD/CHFの過去20年のチャートを見ても現在は安値圏で推移しているのでループイフダンを始めるチャンスではないかと考えたためです。
4USD/CHFを選んだ理由4
USD/CHFは安定通貨の中では、買いのループイフダンで運用した場合、高スワップが獲得できるため長期運用に非常に向ていると考えたためです。
上記4つの理由により、USD/CHFのループイフダン買いの運用開始は今がチャンスではないかと判断しました。
USD/CHFループイフダンの設定を考える
まず、自分がUSD/CHFのループイフダン運用に用意できる資金とロスカットと運用レンジ幅をどれくらいに想定するか考え、それから値幅・ロット数などを検討していきます。
管理人がUSD/CHFに用意できる資金は40万円です。
次にロスカットをどの値にするか考えます。
USD/CHFは現在、下降線をたどっており過去のチャートを見ても低い値をつけています。
そこから更にどれくらいまで値を下げるかは誰にもわからないことですが、管理は過去のチャートで最安値をつけた辺りまでは耐えれるように資金を準備したいと思います。
USD/CHFの過去最安値は2011年8月に0.7069をつけました。
ですので管理人がUSD/CHFに用意できる資金40万円でロスカット0.7069辺りまで耐えられるロット数と値幅を考えていけばよいということになります。
次に運用レンジ幅は0.87~0.96に設定し、レンジ幅内は買いで運用します。
初めは運用レンジ幅は狭めに設定していき、慣れきたら広げていく予定です。
レンジ幅を外れた場合は運用を停止もしくは売りのループイフダンも検討する(ただし、売り買い混合のループイフダン稼働は中級者以上のレベル)
まず運用開始の価格は0.9100辺りでループイフダンを開始したいと思います。
次に値幅を設定していきます。
USD/CHFの値幅は25pipsの値幅で運用したいと考えました。
資金40万円でUSD/CHFが0.9100でループイフダンを開始し、値幅が25pipsで0.7069辺りまで耐えられるロット数を計算していきます(0.9100から一方的に下落した場合を想定しています)。
●USD/CHFが0.700まで下落した場合の含み損
ポジション値 | 含み損 |
0,9100 | -210Fr |
0.9075 | -207.5Fr |
0.9050 | -205Fr |
0.9025 | -202.5Fr |
0.9000 | -200Fr |
0.8975 | -197.5Fr |
0.8950 | -195Fr |
0.8925 | -192.5Fr |
0.8900 | -190Fr |
0.8875 | -187.5Fr |
0.8850 | -185Fr |
0.8825 | -182.5Fr |
0.8800 | -180Fr |
0.8775 | -177.5Fr |
0.8750 | -175Fr |
0.8725 | -172.5Fr |
●USD/CHFが0.7まで下落した場合の16本分の含み損
3060Fr×116円(レートにより変動)=354,960円
●必要証拠金(アイネット証券で確認)
4,300円×16本=68,800円
●必要資金目安
354,960円+68,800円=423,760円
0.700までの下落に耐えれるようにするには、少し運用資金がオーバーしてしまいます。
●USD/CHFが0.7125まで下落した場合の含み損
ポジション値 | 含み損 |
0,9100 | -197.5Fr |
0.9075 | -195Fr |
0.9050 | -192.5Fr |
0.9025 | -190Fr |
0.9000 | -187.5Fr |
0.8975 | -185Fr |
0.8950 | -182.5Fr |
0.8925 | -180Fr |
0.8900 | -177.5Fr |
0.8875 | -175Fr |
0.8850 | -172.5Fr |
0.8825 | -170Fr |
0.8800 | -167.5Fr |
0.8775 | -165Fr |
0.8750 | -162.5Fr |
0.8725 | -160Fr |
●USD/CHFが0.7125まで下落した場合の16本分の含み損
2860Fr×116円(レートにより変動)=331,760円
●必要証拠金(アイネット証券で確認)
4,300円×16本=68,800円
●必要資金目安
331,760円+68,800円=400,560円
最大含み損は400,560円となり、おおよそ管理人が用意できる資金と合致するので、管理人のロスカットラインは0.7125USD/CHFとなります。
表からわかったことは0.91から25pipsで運用した場合、ロット数は16本が妥当な本数となり、40万円の運用資金ではロスカット値が0.7125まで耐えれることになります。
運用通貨:USD/CHF
売り買い方向:買い
運用資金:40万円
運用レンジ幅:0.87~0.96
ポジション形成するタイミング:0.9100
値幅:25pips
最大ポジション数:16本
ロスカットライン:0.7125USD/CHF
最大含み損:400,560円
*実際は利確していくと新たなポジションを形成するので含み損も変わってきます。
計算ができたので、あとは実践して様子をみていき修正が必要であればしていきます。
気になる点もちょっとあります。それは、レンジ幅が狭いということです。
運用レンジ幅が0.87~0.96だとUSD/JPYが0.91で運用開始した場合、すぐに最大ポジション数16本を形成する可能性もありますが、まずは、どんな感じになるか様子を見たいたので、初めての運用レンジ幅は狭めで設定していきます。
もし、すぐに最大ポジション数となってもUSD/CHFの買いは高スワップが付与されるので、地道にスワップポイントを稼いでいけます。
長期で運用する場合は、あまり無理をせずロスカットにならないように運用していくとを第1の目標とします。
1年運用した結果、修正が必要であればその時に考えます。
最後に2020年10月13日より管理人がUSD/CFDのループイフダンを開始したスクショを載せておきますね。