EUR/PLN売りポジションの一部を損切しました。
まずは画像から
2011年11月10日にEUR/PLN売りポジション1,938,159円の損切りです。
EUR/PLNでもトルコリラでもその他高スワップ通貨のスワップ投資を目的とする場合、損切りは基本的にしてはいけません。
為替益を狙ったキャピタルゲイン投資とは違い、ロスカットラインを設定し十分な資金で運用しスワップポイントをもらい続けるインカムゲイン狙いが基本方針です。
では、なぜ今回は損切したのか?その理由と考えについて書いていきます。
目次
理由1:税金
一番の理由は税金です。
20022年10月までのユーロ/ズロチのスワップ益は2,762,414円となっており、現時点で約55万円の税金支払いが生じています。
更にこのままのペースで11月・12月のスワップ付与がされると合計スワップ益が340万円ほどとなり、その時の税額は約72万円となってしまいます。
72万円の税負担はかなりきついです。
そこで、今後もしばらく救われる可能性が低い為替損が大きいポジション(EUR/PLN4.3・4.4台)を整理し、-1,938,159円の損切りをしました。
これで現時点でのトータル損益が824,255円まで圧縮することができ税額も約16万円の支払額までに抑えることができます。
タイミング的には年末を予定していましたが、思ったよりEUR/PLNの為替が下がってきて4.6台後半になってきたのでタイミングを早めました。
理由2:為替とタイミング
上記でも触れましたが、EUR/PLNの値動きが下降してきており4.6台後半をつけてきました。
ここ最近は4.7~4.8あたりをウロウロしていたので、4.6あたりは損切るタイミングとしてはよい数字ではないかと判断しました。
本来であれば、年末ギリギリまでスワップポイントもらい続け、年内最終日に損切りするのがベストのタイミングです。
しかし、このまま年末まで様子を見て年末のEUR/PLNの為替が4.8あたりになってしまうと、そこで損出しするのはさすがに躊躇しそうだったので少しはやいタイミングでしたが11月で損切りしました。
理由3:資金効率が悪い
最後の理由は管理人がかなり前から持っているポジションを維持するための資金効率の悪さです。
今回の損切りしたポジションは4.37013を12ロットと4.48031を12ロットです。
平均単価4.42522でロット数24という恐るべきポジションですね。
必要資金を見ていきましょう。
EUR/PLN売り4.4252、ロット数24のロスカットレート5.5(管理人はすべてのEUR/PLNポジションのロスカットレートを5.5としています)、円換算レート31円とした場合、必要資金は約950万円となります。
●EUR/PLN売り平均単価:4.4252
●ロット数:24
●ロスカットレート:5.5
●円換算レート:31円
●必要資金:約950万円
これはかなり資金効率が悪いです。
同じ条件(950万円、ロスカットレート5.5、円換算31円)で4.8のEUR/PLNポジションを持った場合、ポジション数は34ロット持つことができます
●平均単価:4.8
●ロット数:34
●必要資金:950万
●ロスカット:5.5
●円換算レート:21円
●必要資金:950万
同じ条件であれば10ロット多くポジションが持て、その分スワップポイントもたくさんもらえます。
EUR/PLN損切り まとめ
このように3つの理由が重なり、今回11月というタイミングでEUR/PLNの一部を損切しました。
56ロット持っていたポジションが32ロットになったので、スワップポイントも大幅に減ります。
この判断が正しかったのかはわかりません。
これからも為替がどんどん下がり、もう少しよいポジションで損切りできたかもしれません。
スワップポイント付与額が増え後悔するかもしれません(おそらく政策金利はしばらく上がることはないと思います。ここ2回の政策金利は据え置きのため、下がることはあっても上がることはないのでは・・・?よってスワップポイント付与額も上がらない)
すべて自分で判断したことなので何が起ころうと受け入れるしかありません。
また良いタイミングでポジションを持つための再スタートと思い、今後の値動きを注目していきます。