●老後の資産形成法
●iDeCoを使った資産形成のメリット
皆さん、老後の生活不安解消のために資産形成は順調ですか?
どのような方法で老後資産形成をしているでしょうか?
銀行・郵貯などの定期預金・個人年金保険・投資など色々あると思います。
上述した方法で老後資産形成を始めている方は、老後についてしっかりと考え行動を起こしている方だと思います。
まずは、老後資産形成に向けて行動することが重要です。
老後資産形成に向け、専門家(銀行員・FP・税理士など)にアドバイスをもらったり書籍などで調べ方もいると思います。
もし、あなたが調べた老後資産形成の中にiDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)について、見つけることができなかったもしくは、アドバイスを受けなかったのであれば、是非、iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)を検討してください。
その理由は資産形成していく方法で、最初におさえておかなければいけない方法が個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)だからです。
これから老後資産形成を始めようという方もまずは個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)から検討してください。
なぜかというと貯蓄しながら支払う所得税・住民税などの節税効果が大きいという2重のメリットがあるからです。
つまり、貯蓄しながら節税ができる!ということです。
目次
個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)の節税効果はどれくらい?
iDeCoの魅力は長期にわたり積立て投資をしながら資産を増やしていくことですが、実はもう一つとてつもないメリットがあります。
それが節税効果です。
節税と聞くと会社経営している方だけの特権に思えるかもしれませんが、サラリーマンでも節税できるのがiDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)です。
その節税効果は15%もあるとファイナンシャルジャーナリストで有名な竹川美奈子さんの著書でもいわれています。
個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)でどれだけ節税できるのか例をあげてみましょう。
例:40歳男性
職業:サラリーマン
課税所得:300万円(源泉徴収票をみると書いています)
扶養:有(子供14歳1人)
毎月のiDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)の掛け金:15,000円(毎月の貯金額だと思ってください)
結論
このケースですと毎月1万5000円貯金しながら年間36,400円の節税効果があります。
月々1万5000円を定期預金して年間36,400円の利息がつく預金はありますか?
iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)に加入し始めるだけで、最低15%の節税効果があります。
まずは、こちらでシミュレーションをしてみてください。
シミュレーションはどうでしたか?
正直驚いたのではないでしょうか?
個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)をするだけで、税金がとても少なくなりますよね。
節税効果があり、なおかつ将来への貯金もしていることになりますので、これほどよい老後資産形成法はありません。
しかも運用によっては試算が大きく増えていく要素も十分備えています。
しかし、定期預金などを選んでいる人にとってもう一つ気になるのが安全性です。
iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)は保険会社が提供する個人年金とは違い、国の制度ですので資産が無くなったりする心配はありません。
iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)は国の制度であり、節税効果もあり、資産形成もできる。
このような制度である個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)を見過ごす手はないです。
もし、あなたがアドバイスを受けた方や読んだ書籍が個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)について触れていなければ、それはあなたにとって大きな損失となります。
少し乱暴ですが、現在進行中の貯蓄法を中止してでも、まずは個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)から始めるべきなのです。
投資経験のない方でもできるので心配しなくても大丈夫です。
実際に管理人は、投資経験ゼロで確定拠出年金(iDeCoイデコ)に加入しました。
iDeCo(イデコ/型確定拠出年金)がきっかけで、今は株・FXなどの投資運用しています。
iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)とは?
iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)とは、加入者が毎月掛け金を支払って、あらかじめ用意された定期預金・保険・投資信託といった金融商品を自分で選んで運用し、60歳以降に年金または一時金で受け取る仕組みの制度です。
「投資信託・運用」などの用語を目にすると、自分で運用するのは難しそうで無理かもしれないと感じるかもしれません。
でも、大丈夫です。
iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)は株などの投資と違い、毎日管理・運用する必要はなく選んだ金融商品は、ほぼ放置で問題ないので難しいことはありません。
実際に管理人も運用していますが、1年に2回くらい運用状況を見る程度です。
加入さえしてしまえば、後はそれほどすることはありませんので誰でも運用できます。
個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)はどのような人が加入できるの?
個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)は基本的には、ほとんどの方が加入できます。
ただし、職業により掛け金の限度が異なりますので、一覧表でチェックしてみましょう。
加入区分 | 職業 | 掛金限度額 |
第1号被保険者 | 学生・自営業(*1) | 月額6.8万円 |
第2号被保険者 | サラリーマン(*2) | 月額2.3万円 |
第2号被保険者 | 公務員 | 月額1.2万円 |
第3号被保険者 | 専業主婦 | 月額2.3万円 |
*個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)に加入できないケース
(*1)農業者年金の被保険者・国民年金の保険料納付を免除(一部免除を含む)されている方(ただし、障害基礎年金を受給されている方等は加入できます)
(*2)お勤めの企業で、企業型確定拠出年金に加入している方(ただし、企業型確定拠出年金規約で個人型同時加入を認めている場合は加入できます)
ご自分が加入できるかどうか知りたい方は、加入資格かんたん診断でチェックしてみてください。
iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)の掛け金
iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)は月々5,000円から始められ、掛け金額を1,000円単位で自由に設定できます。
掛金の変更は1年に1回できます。
資金に余裕のない方も少額からでも加入できるので、是非、始めてみてください。
もし、定期預金や個人年金、タンス預金などをしているのであれば、まずはiDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)への掛け金を優先した方がよいです。
掛金が大きいほど、支払う税金が少なくなり手取り給与が増えます。最低でも15%は得をします。
掛金によって税金がどれくらい減るかシミュレーションしてみたい方はコチラ
iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)への掛け金はできるだけ大きくし、それでも余った資金があれば預貯金に回してください。
個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)の安全性
個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)は、国の制度になりますので、破綻することはありません。
これが保険会社の個人年金と大きく異なる点です。
個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)の運用機関は、銀行・証券会社・保険会社となりますが、国の制度に基づいていますので、運用機関が破綻しても、加入者の年金資産は全額守られます。
保険会社などの個人年金は、保険会社が破綻した場合に、責任準備金や保険金・返戻金の90%までが補償されますので、大切な老後資金が10%失われるリスクがあるということです。
iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)の運用について
投資経験のない人が、iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)加入を躊躇する理由の一つに、自分で運用しなければならないということがあげられます。
定期預金や保険会社の個人年金であれば、一度契約してしまえば、あとは定期的に口座から引き落とされていますので、至極簡単ですよね。
確かに、それに比べるとiDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)は、どのような商品で運用したらよいか考えなければなりません。
しかし、運用商品を一度決定してしまえば、後は今までの定期預金と同じで勝手に引き落とされるので、自分で何かすることはほとんどありません。
実際に管理人も投資経験ゼロでiDeCo(イデコ/確定拠出年金)に加入しました。
運用して実際に感じたことは、運用当初は、ちょくちょく運用実績をみていましたが、現在は1年に1回か2回見る程度です。
1年に1.2回見る程度でも全く問題なく運用出来ていますので、投資経験ゼロの方でも全く問題ないですよ。
個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)の運用商品
運用商品は、各運用機関により異なります。
大きく分けて、元本保証型(定期預金・保険など)・インデックス投信(多少リスクがあるが平均的な投資信託)・アクティブ投信型(リスクは大きいがリターンも大きい投資信託)・バランス型投資信託(債券・株などバランスよく分配された投資信託)など、多岐にわたります。
また、外国株や外国債券などの投資信託なども選べます。
商品選びは、あなたの年齢やどれくらいの老後資金を個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)で作りたいかなどで変わってきます。
個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)は運用し始めたらすることはほとんどありませんが、運用する前は十分に考えてから運用会社・運用商品選びをしなければなりません。
iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)で貯めた資産の受け取り方
iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)で貯めた資産は、老齢年金として受けとる・一時金として受け取る・老齢年金と一時金の組み合わせで受け取るパターンがあります。
老齢年金として受け取る
60歳以上であれば老齢年金として5年以上20年未満に分けて受け取ることができます。
厚生年金や基礎年金と合わせて、老後の生活資金として受け取るとこができます。
一時金として受け取る
60歳以降に、一時金として一括で受け取ることもできます。
税処理としては、退職金として税処理をします。
退職金控除はかなり優遇されているので、この税優遇措置を使うべきです。
1500万円までの退職金は非課税となります。
ただし、会社からの退職金が出る場合は、会社からの退職金とiDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)の一時金と合わせて1500万までが非課税ですのでご注意ください。
老齢年金と一時金と組み合わせて受け取る
基本的には1500万までなら退職金として受け取るのが非課税なのでベストです。
しかし、会社の退職金とiDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)の一時金と合わせて1500万円以上になる場合は、1500万円を超えた分を老齢年金として受け取るのがベストです。
この方法が一番税金が少なくて済みます。
個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)のデメリット
個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)は、非常にメリットが多い制度ですが、唯一のデメリットは、掛けた個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)の資金を途中で引き出すことができないということです。
原則60歳まで引き出すことはできません。
家庭で資金に困っても個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)は一切引き出すことはできません。
皆様にはあまり関係ない話ですが、万が一、自己破産しても、個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)で掛けた資産は差し押さえられることはありません。
iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)まとめ
給与が大幅に増える見込みが少ない現在、給与の中で、現在の生活を賄いつつ、将来への備えをしていかなければなりません。
コツコツ預金をするのは、とても大切ですが、預金と言っても利息がほぼ無いに近いので資産が大きく増える訳ではありあせんよね。
いくら銀行に預けたり、個人年金保険加入しても、タンス預金とさほどかわりません。
しかし、iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)は加入するだけで税金が減るんです。
つまり、税金分が金利と思えばとても高い利率と思いませんか?
税金等およそ15%の節税効果があるんです。
15%金利の商品は、なかなか出会うことができません。
会社経営をしている方は、色々な節税で得をする方法・手段がたくさんありますが、サラリーマンはしっかり天引きされた金額が手取りの給与として振り込まれます。
お金持ちは税制面でかなり優遇されています。そういう世の中です。
しかし、サラリーマンには節税の手段はほとんどありませんが、iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)は大きく節税できる手段の一つなんです。
しかも、老後の貯金をしながら節税効果があり運用次第では資産がもっと増えていきます。
万が一、運用に心配のある方は、iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)の運用商品の中に「定期預金商品」もありますので、こちらで定期預金しながら節税もできますのでご安心ください。
ただし少しぐらい運用を失敗しても、すでに節税分でだいぶ得をしているのでここは思い切った運用をしてみるのも一つの考えです。
節税と節約は役割が異なるので、その辺を意識するとお金の増え方も変わってきます。
サラリーマンは決まった給料から、いかに節約し貯金に回すことができるかという考えになりがちです。
スーパーで1円でも安い商品を探して、節約し、コツコツ定期預金にお金を回します。
しかし、節約より節税の方が一気にお金が増えるのです。
その節税の手段がにiDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)になります。
沢山の知恵と少しの労力で出ていくお金を減らし(節税)、資産を増やすのはお金持ちの考えです。
お金持ちの方は、とにかく色々な方法でお金が出ていくことを回避し資産を形成しています。
我々もそれを見習って、入る金額(給与)が増えないのであれば、出ていくお金(税金)を少なくしていきましょう!
メリット
- 貯金しながら節税効果もあり2重でお得!
老後資金の貯金をしながら、最低でも15%以上の節税ができるのでかなりお得です。
- 運用益も非課税で再投資
通常の投資で得た利益には、20.315%課税されますが、個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)は非課税です。
- 受け取る時も税優遇
退職一時金として受け取る場合は1500万円まで非課税、老齢年金として受け取る場合は、公的年金控除が受けられます。
デメリット
- 60歳まで引きだすことができない
iDeCoの理解を深めるには次の記事もお読みください。
iDeCoの勉強に役立つ書籍を紹介ます。
竹川美奈子さんの「個人型確定拠出年金iDeCo活用入門一番やはしい!一番くわしい!」
iDeCoのことなら竹川美奈子さんの書籍が非常に勉強になります。
詳しく丁寧に解説されており、iDeCo内の商品説明ばかりではなく、あまり伝えれていない節税メリットなども詳しく書かれています。
投資初心者がiDeCoを始める場合の第一歩の書籍は竹川さんの本がお勧めです。
管理人も竹川さんの書籍から入門しました。
「年利15%でふやす資産運用術」はとても勉強になった書籍ですが今は世に出ているものが少なくなっているようですのでお早めにiDeCoバイブル書籍として手元におきたいです。
その他、山崎元さんの書籍も初心者にも丁寧に解説されている書籍がたくんさんあります。
山崎元さんの「超簡単桶の運用術」
そもそも投資とは?運用とは?など投資初心者が疑問に思うことが書かれいている書籍がたくさん出版されています。
是非、書籍や管理人のブログなどを活用しながらiDeCoの第一歩を踏み出してみてください。