早期リタイアし今後の人生をストレスフリーで豊かに過ごすための資産形成を目標に日々、投資法を勉強しています。

 

今回はいつものように低リスクで安定した利益を出せる投資方法を検索していると、新たにこれはよいのではないかと思う方法を見つけました。

 

その方法はサヤ取りです。

 

サヤ取りは、FX・株式・先物などで相関性の高い2つの組み合わせの売りと買いのポジションを形成し、価格差を利益としていく手法です。

 

例えばFXであれば相関性の高い通貨ペア(米ドル/日本円とカナダドル/日本円の組み合わせ、豪ドル/日本円とNZドル/日本円の組み合わせなど)に対して「売り」と「買い」の2つのポジションを持つことで発生する差額を狙います。

 

今回はキヨヒサさんという方が運用している「お気楽FX相場生活入門編」というサイトで紹介されていたNYダウとナスダック100の価格差を利益にする手法について紹介します。

 

管理人も実際に運用を始めてみましたが、これが結構すごいです。

 

キヨヒサさんの手法に自分ルールを加え運用していますので、FX初心者の方や低リスクで安定した利益を目指している方は是非試してみてください。

 

目次

なぜ米国市場の指標で取引するのか?

米国市場の指標の中で代表的なNYダウ・ナスダック総合・SP500・ナスダック100指数があります。

 

同じ米国市場なので上昇も下降も同じような値動きになります。

 

その中で一番上昇率が高いナスダック100と一番上昇率が低いNYダウに注目します。

ナスダック100は成長企業が多く含まれた企業が多いので、他の指数に比べると年々上昇率が高くなっているのがわかります。

 

逆にNYダウは4指標の中で一番上昇率が一番低いのがわかります。

 

今後も米国市場は上昇相場が続きナスダック100NYダウより優位に推移していくという前提で取引していきます。

 

しかし、上昇相場中にも大きな下落場面が必ずやってきます。。

 

下落場面ではNYダウに比べナスダック100の方が下落率が高いですが、過去のチャートを見てもその後の上昇率がNYダウを上回っていくので、一時的に含み損が増えても問題ありません。

 

ナスダック100とNYダウを活用する理由まとめ

●基本的にNYダウに比べナスダック100が優位に推移していること

●米市場が上昇相場であること

 

この2つの条件がそろっている間はナスダック100NYダウの組み合わせでサヤ取りが可能です。

 

どのようにして利益をだすの?

 ナスダック100とNYダウは同じ米国市場なので同じような値動きをするので、それを利用して作るサヤはナスダック100を買いポジション、NYダウを売りポジションで取引きします。

 

ナスダック100NYダウより優位に推移していくので、サヤ差はどんどん拡大していきます。

サヤ差が拡大することで買いポジションのナスダックが売りポジションのNYダウより多く利益を生んでいきます。

 

万が一、相場が逆方向に一方的に動いたとしても両建てにしているので損失を最小限に抑えることができます。

 

利益がでる仕組みのまとめ

●ナスダック100買い、NYダウ売りポジションを形成

●サヤ差拡大でナスダック100買いポジションが利益発生

 

チャート別のサヤ差拡大パターン解説

利益を出すためには、ナスダック100NYダウのサヤ差が拡大していく必要があるということを上記で述べました。

 

では具体的にサヤ差が拡大するパターンを見ていきましょう。

 

サヤが拡大するパターンは3つあります。

 

1ナスダック100上昇、NYダウ下降

ナスダック100/NYダウのサヤ取りで一番利益が取れるパターンのチャートです。

 

サヤ差がどんどん拡大していき、利益も増えていきます。

 

2 ナスダック100上昇、NYダウも上昇

 

ナスダック100の方がNYダウより上昇率が高い為、サヤ差は拡大しています。

 

3ナスダック100下落、NYダウも下落

サヤ取りの特徴の一つに下降相場でも利益が取れることです。

 

ナスダック100の方がNYダウより下落率が低ければ、サヤ差は拡大しているので利益がでます。

 

サヤ取りメリット・デメリット

どんな投資法でもメリット・デメリットは必ずあります。

 

デメリット部分が自分の中で許容範囲であれば運用をしてもよいと思います。

 

どうしてもデメリットがひっかかる場合は、その投資法は自分には向ていません。

 

ではナスダック100とNYダウのサヤ取りのメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

メリット
  1. 両建てなので、市場が自分の想定と逆方向に動いても損失を最小限に抑えられる。
  2. 低リスクの割に高いリターンが望める。
  3. 初心者でもわかりやすい投資法
  4. 下降相場でも利益を出せる

 

デメリット
  1. サヤ差がマイナスに突入しないとポジション形成できない。
  2. ポジション形成できない期間が長くなると資金拘束期間がもったいない。
  3. スワップサヤ取りのように1つの通貨ペアの売り買いではないので損失がある出ることもある。
  4. 場帳をつけるのが面倒(すぐに習慣化します)。

 

ナスダック100とNYダウのサヤ取りをするための準備

 これまでの説明でナスダック100とNYダウのサヤ取りで利益がでる仕組みを理解できたかと思います。

 

今度は、実際に運用するために必要なものを準備していきましょう。

 

1活用する証券会社

GMOクリック証券CFD取引口座を使います。

 

GMOクリック証券ではナスダック100NYダウの呼び名が変わります。

 

ナスダック100は米国NQ100NYダウは米国30となります。

 

2場帳

ポジショニングのタイミングは米国NQ100/米国30のサヤ取りの「キモ」になります。

 

ポジショニングのタイミングには場帳を利用します。

 

キヨヒサさんのサイトでも毎日場帳をつけることの重要性を強く言っています。

 

管理人もキヨヒサさんのサイトに出会って場帳をつけるようになりましたが、確かに場帳をつけることで見えてくるものが多くなりました。

 

日々の場帳を見ながらサヤ差が縮小してきたら拡大狙いのポジションを取ります。

 

実際の場帳の例をお見せします。

 

5月の場帳
日付 米国30売 米国NSQ100買 サヤ差
1日
2日
3日 33836 13875.6 341.2
4日 34005 13781.9 179.9
5日 34019 13520.2 -87.4
6日 34094 13476.2 -161.4
7日 34424 13613.2 -156.4
8日
9日
10日 34725 13737.7 -152.3
11日 34675 13314.2 -555.8
12日 34143 13328.0 -329.2
13日 33586 13017.4 -417
14日 33946 13098.8 -479.6
15日
16日
17日 34360 13427.2 -317.3
18日 34298 13314.6 -404.6
19日 33970 13209.2 -378.8
20日 33767 13206.9 -299.9
21日
22日
23日
24日 34165 13375.0 -291
25日 34384 13648.5 -105.1
26日 34316 13693.6 -32.8
27日 34307 13715.4 -7.4
28日 34551 13688.9 -131.5
29日
30日
31日 34533 13696.7 -116.5

 

管理人はサヤ差がマイナスまで縮小したら拡大狙いでポジション形成していきます。

 

サヤ差の計算式
(米国NQ100)-(米国30×0.4)=サヤ差

 

0.4という数字は、米国NQ100と米国30の値に差があるので調整しなければ売り買いの数量が合いません。

 

そこで米国30の0.4倍の価格が米国NQ100になるので米国30に0.4という定数を掛け価格調整していきます。

 

管理人は起床したら場帳をつけるようにしています(ポジション形成を朝にするため)。

 

遅くとも8時までに場帳を記載するようにしています。

 

慣れてくると5分もかからず終わるので苦になりません。

 

3準備金

米国NSQ100/米国301セットで60万円とします。

 

これはスク予防を重視した安全な資金管理となります。

 

必要証拠金は約30万円ですが、価格変動に対応するため倍の60万円を準備します。キヨヒサさんのサイトでも1セット60万円となっています。

 

米国NSQ100/米国30サヤ取りの実践

 日々の場帳をつけてサヤ差が拡大し、マイナスに突入したらポジション形成していきます。

 

1セット60万円で開始できます。

 

管理人は現在のところ、米国NSQ100/米国30のサヤ取りに準備できる資金は360万円となり、3回~4回に分けてポジション形成していきます。

 

ポジションを形成する時間帯は、日本時間の朝にしています。

 

朝だと米国の動きがほとんどないので、値動きが安定しているので両建てしやすいです。

 

値動きが激しい米国時間でポジション形成すると思わう失敗をまねく恐れがあるので、日本時間の朝にポジション形成します。

 

そのため場帳も朝の値を記載しています。

 

ではGMOクリック証券での具体的な取引き設定を図解していきます。

 

1同時にポジション形成する

米国NSQ100:米国30=1:4の数量でポジション形成します。

 

米国NSQ100と米国30の値が違うので、両建て運用するためポジション数量を整えます。

 

2ロスカットレート変更

ポジション形成したらすぐにロスカット値の変更をします。

 

GMOクリック証券は、お客の損失拡大を防ぐために独自のロスカット設定になっています。

 

思惑と逆方向の相場になるとすぐにロスカットになるので、ポジション形成したらロスカット値を変更しておきましょう。

 

米国NSQ100(買)のロスカット値は-2000、米国30(売)は+3000GMOクリック証券設定のロスカット値に加えてください。

 

例:米国NSQ100(買)のロスカット値が13000であれば、-2000を加え11000に設定を変えます。

 

同じく米国30(売)のロスカット値が34000であれば、+3000を加え37000にします。

 

ロスカットレートの変更は忘れがちになるので注意してください。

 

3利確(年利10%以上になる)

運用がはじまったら、自分の利益確定ポイントに達するまで放置です。

 

余裕をもった設定の資金管理で運用していますが、市場の動向によっては資金の追加が発生するかもしれませんので相場は毎日見ましょう。

 

場帳も付ける必要があるので朝5分でいいので相場を見る癖をつけましょう。

 

管理人の利益確定ポイントの目安はサヤ差がマイナス圏から300400まで拡大したら利益確定しています。

 

1セット60万円でおおよそ3万円~4万円の利益です。

 

2回の利益確定で年利10%を越える驚異の利益率です。

 

まとめ

管理人はリスクが低い取引きしかしないということが前提で資産運用しています。

 

今回紹介するナスダック100/NYダウのサヤ取りも相関性の高い商品ペアの両建て運用なので低リスクです。

 

低リスクですが高めのリターンが期待できる投資手法なので運用がうまくいくようであれば資金投入を増やしていきます。

 

場帳をつけるという作業があり面倒に思いますがすぐに習慣化していきます。

 

場帳さえしっかりつけていればポジショニングのタイミングもわかり、投資初心者でも容易に始めることができます。

 

米国NSQ100/米国30サヤ取り準備と手順まとめ

●タイミング:サヤ差拡大がマイナスになったら

●証券会社:GMOクリック証券

●必須アイテム:場帳

●準備資金:1セット60万円

●ポジショニング:米国NSQ100(買):米国30(売)=1:4

●ロスカットレート変更:米国NSQ100(買)-2000:米国30(売)+3000

●利確ポイント:サヤ差が300~400に拡大

●予想利回り:年利10%以上

 

 

 

 

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