南アフリカランドの1週間を振り返ってみたいと思います。
チャートを見ると8.0円を奪還しましたね。皆様おめでとうございます。7.5円で参入しそびれた管理人はしばらくポジション形成できない感じです。
南アフリカランドの状況
●南アフリカCPI(消費者物価指数)発表
1月23日に南アフリカランド12月CPIの発表がありました。
予想値と変わらず4.5%で、インフレが減速してきています。
南アフリカ中銀のインフレ目標が3%~6%なので、目標の範疇ということでOKなのでしょうか?
●南アフリカ電力会社ESKOMに新展開あり
南アフリカにとっての悪材料の一つであるESKOMを発電・配電・送電の3部門に分離することをラマポーザ大統領に専門家より提案する予定です。
この改革が進みESKOMの債務が減っていけば南アフリカにとっても明るい材料になるはずです。
●マブザ副大統領が南アフリカ中銀について言及
マブザ副大統領が南アフリカ中銀を国有化し「公共の利益と発展」を中央銀行の存在に置くというANCの意向を再確認した。
更にマブザ氏は、国有化に関する問題と中銀の独理性に関する問題は別々であると述べました。
また、ラマポーザ大統領も今週、ダボスで投資家の不安を和らげるために、ほぼ同様の答えを発表しています。
必死に独立性について問題ないことをアピールしていますが、国有化しちゃうと独立性について懐疑的に見られてしまうのではないでしょうか?
●ムーディーズの格付け3月29日に発表
いよいよ南アフリカランドの命運が決まるムーディーズの発表が3月29日に決まりました。
2月22日の南アフリカ予算を見極めてらかの発表となります。
南アフリカ中銀総裁であるグガニャーゴ氏は、ダボスで開催された世界経済フォーラムでロイター通信に対し「格付けが危険にさらせれていると中銀が判断するようなものは何もない」と述べています。
また、南アフリカのインフレリスクには原油価格と世界市場への動きが含まれており、それがランドに影響を及ぼす可能性があるとも述べています。
ムーディーズの発表如何によって南アフリカランドは大きく影響するので、2月22日の予算発表は注目です。
南アフリカランド来週の動き
今週末はランドが8.0円を突破しました。
来週は8.0円の値固めができるかがポイントですが、世界市場の動向による影響により、8.0円をまた割る可能性もあります。
米中貿易問題や米国政府機関の閉鎖問題など懸念材料がくすぶっていますので、注視する必要がありますね。
南アフリカの経済指標の発表では、PPI(生産者物価指数)の発表があります。
管理人は、現状の南アフリカランドの価格帯だと参入できないので、下落してくるまで「待ち」の状態です。