今回ご紹介するIPO案件は、Amazia(4424)について説明していきます。
最後に、管理人の当てにならない本気度予想をしていますので、見てくださいね。
Amazia(4424)は、東証マザーズの上場予定で、想定価格1,270円となっています。
ブックビルディング期間は12月5日(水)~12月11日(火)で、上場日は12月20日(木)となります。
Amazia(4424)はどんな会社?
Amaziaは創業以来、多様なインターネット・アプリサービスを企画らか開発、運用まで一貫して社内で行っており、インターネットサービスの立上げ・運用に豊富な経験と知識を有しています。
自社内で完結した開発運営体制を構築していることで、ユーザーからの要望や新しい機能サービスへ早期に反映することが可能となり、ユーザーの満足度・エンゲージメントを高める結果につながっていると考えています。
また、データ分析・ユーザー行動分析の仕組みを構築し、リテンションの高いユーザーグループの分析や売れす筋作品の分析に取り組み、サービスの改善に役立てています。
また、多数のユーザーに最適な広告閲覧を促し、高い広告収益を得ること、およびユーザーが課金衝動を覚えるタイミングでライトな課金モデルを提供することで、課金ユーザーへの転換を促し、こうARPU(一人当り顧客単価)を実現しています。
マネタイズモデルは変遷が早い為、新しいいビジネスアイデアをスピーディーに実行・検証・改善する体制を構築しています。
マンガBANG!について
複数の出版社の作品を横断的に配信できるプラットフォーム型マンガアプリとしてサービス提供を開始しました。
ゲーム等の無料コンテンツに慣れたアプリユーザーをマンガサービスに呼び戻すために、「マンガBANG!」では①一定条件化において、無料マンガが読め、一定条件を越えてマンガを読むためにはライト課金(1話単位、レンタル形態による少額課金)が必要となるフリーミアムモデル及び②マンガを購入して読める販売モデル(ストア課金)のサービスを提供しています。
フリー配信やライト課金で徐々にマンガに慣れ親しんで頂くとともに、ユーザー毎に利用頻度、目的に応じた課金額の最適化を図ることで、マンガビジネスの収益最大化を実現しています。
①プラットフォーム型
マンガBANG!は特定のコンテンツホルダーに依存しないプラットフォーム型のマンガサービスです。
様々な出版社の様々なジャンルの作品を取り扱うことで多数のユーザーの嗜好に応えられることを強みとしています。
②フリーミアムモデル
基本無料で利用できるため、日常生活の中でスキマ時間に気軽に高頻度で利用するユーザーが多いサービスモデルとなります。
購入という特定目的を持って来訪する従来の電子書籍販売サイト比較して、多数の潜在的ユーザーを取り込むことが可能です。
Amazia(4424)の情報・業績
Amazia(4424)のIPO上場規模は、最大で4.31億円であり、マザーズの中では超小型案件となります。小型案件であればあるほど、初値リターンはよいです。
オファリング・レシオ:10.4%とかなり低めです。(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
●主な株主とロックアップ状況
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
佐久間 亮輔 | 37.10% | ○ |
江口 元昭 | 25.97% | 〇 |
株式会社エーシー・モバイル | 12.06% | ○ |
株式会社メディアドゥホールディングス | 4.64% | ○ |
NVCC7号投資事業有限責任組合 | 4.08% | 〇 |
三菱UFJキャピタル4号投資事業有限責任組合 | 1.92% | ○ |
株式会社アドウェイズ | 1.86% | ○ |
江口 弘尚 | 1.86% | ○ |
株式会社VOYAGE VENTURES | 1.73% | ○ |
神津 光良 | 1.36% |
●Amaziaの業績
回次 | 第4期 | 第5期 | 第6期 | 第7期 | 第8期 |
決算年月 | 平成25年9月 | 平成26年9月 | 平成27年9月 | 平成28年9月 | 平成29年9月 |
売上高(千円) | 70,117 | 99,491 | 152,545 | 389,321 | 1,171,086 |
経常利益又は経常損失(千円) | -3,602 | 11,153 | -72,264 | -18,733 | -27,321 |
当期純利益又は当期損失(千円) | -3,672 | 14,683 | -72,555 | -19,711 | -29,254 |
資本金(千円) | 5,000 | 5,000 | 84,347 | 84,347 | 153,347 |
発行済株式数(株) | 1,000 | 1,000 | 1,392 | 1,392 | 14,840 |
純資産額(千円) | 7,075 | 21,758 | 107,897 | 88,185 | 196,931 |
総資産額(千円) | 13,241 | 25,588 | 160,187 | 202,403 | 410,025 |
1株当たり純資産(円) | 7,075.07 | 21,753.30 | 77,512.60 | 31.68 | 66.35 |
1株当たり配当額 | - | - | - | - | - |
1株当たり純利益又は純損失金額(円) | -3,672.33 | 14,683.23 | -59,697.97 | -7.08 | -10.01 |
自己資本比率(%) | 53.4 | 85.0 | 67.4 | 43.6 | 48.0 |
自己資本利益率(%) | -41.2 | 101.8 | -111.9 | -20.1 | -20.5 |
株価収益率(%) | - | - | - | - | - |
配当性向(%) | - | - | - | - | - |
営業活動CF(千円) | - | - | - | 9,501 | -32,111 |
投資活動CF(千円) | - | - | - | -11,136 | -6,887 |
財務活動CF(千円) | - | - | - | -4,956 | 126,599 |
現金等残高(千円) | - | - | - | 93,499 | 181,099 |
従業員数(名) | 2 | - | - | 1 | 10 |
●取り扱い証券会社
主幹事:SMBC日興証券
SBI証券・岩井コスモ証券・いちよし証券・エース証券・岡三証券
Amazia(4424)IPOのまとめ
事業内容は、フリーミアム型マンガアプリ「マンガBANG!」等のサービス提供ということで、IPO的には人気の業種です。
スマホアプリ関係は、初値が高騰するケースが多いです。
IPOの資金用途は、Amazia主力事業であるプラットフォーム型のマンガアプリ「マンガBANG!」の知名度及び認知度向上、ユーザー獲得のための広告宣伝費用・採用費及び人件費増加分の一部として充当する予定です。
上位株主にはベンチャーキャピタルはありますが、大部分にロックアップがかかっている状況です。
業績面では、売り上げ高は順調であり、オファリング・レシオも10.4%(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)とかなり低めで、上場規模も4.31億円で東証マザーズとしては超小型です。
懸念事項は、過密日程とAmidAホールディングスとの2社同時上場となるので、資金が分散するのがマイナスポイントです。
管理人としては、今後も成長に期待できる企業であると思っているため、ここは是非にも狙っていきたいIPO案件です。
管理人の本気度
A
A:絶対ほしい
B:まあまあ欲しい
C:見送り
●ブックビルディング:12/5(水)~12/11(火)
●上場日:12/20(木)
●想定価格:1,270円
●市場:東証マザーズ
●IPO規模:最大約4.31億円で、マザーズとしては超小型案件
●オファリング・レシオ:10.4%とかなり低め
(20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因)
●取り扱い証券会社
SMBC日興証券(主幹事)・SBI証券・岩井コスモ証券・いちよし証券・エース証券・岡三証券