今回ご紹介するIPOは、SIG「エスアイジー」(4386)です。
SIG「エスアイジー」(4386)は、東証JASDAQの上場予定で、想定価格は2,000円です。
ブックビルディング期間は6月4日(月)~6月8日(金)で、上場日は6月21日(木)となります。
ブックビルディング期間が短いですので、資金の用意は早めにしておいた方がいいです。
Contents
SIG[エスアイジー](4386)はどんな会社?
SIG(4386)は独立系IT企業として、様々な分野及び業種における情報システムや産業制御システムのシステム開発事業等に取り組んでいます。
また、それらを支えるITインフラソリューション及びセキュリティサービスにも積極的に取り組んでいます。
SIG(4386)の具体的な事業内容
具体的な事業内容は、「システム開発事業」と「インフラ・セキュリティサービス事業」です。
これらの事業を単一セグメントとして機能的に管理・運用市、様々な事業分野において顧客の求める情報システムの開発に対し、企画・提案から開発・運用支援までワンストップで対応できる体制となっています。
システム開発事業
官公庁・地方自治体等の公共事業や金融・サービス業向けの各種情報システム、プラント向けの制御・監視システム、製造装置向けの組込みシステム開発等、様々な分野においてシステム開発をしています。
情報システムの導入おいてさいてきなシステムとなるよう、顧客の業務の内容や目的に応じた企画の提案、ハードウエア、ソフトウエアの選定、システムの開発や構築、運用まで、総合的なサービスを提供しています。
その中でも特に以下の分野において、長年にわたる豊富な開発実績とノウハウを所有しています。
1)共済、国保、国民年金及び人事給与等の公共事業向けシステムの開発
2)電子部品装着用製造装置等の産業用ロボット向け組込みシステムの開発
3)携帯電話や自動車の輸送車両へ移動通信技術を利用して各種情報提供を行うテレマティクスサービスの開発
4)デジタル化された情報をインターネット等の通信システムを経由して提供する事業者(コンテンツプロバイダ)による 楽曲・動画配信サービスの開発・運用
5)文教向けの証明書自動発行機システムの開発
7)インターネット接続サービスを展開する電気通信事業者が提供するSIMカード型サービスや光回線サービスに関するシステムの開発の支援
8)IT企業が金融分野においてサービスを展開するFinTechに関するシステム開発の支援
9)社会インフラ化するエネルギー分野に関するシステム開発の支援
インフラ・セキュリティサービス事業
1)ITインフラソリューション
SIGは、情報を管理する各種サーバやストレージ等の機器構成に留まらず、ネットワーク、データベース、バックアップ等の設計・構築から導入支援、運用管理まで、ITインフラソリューションでは長年の実績とノウハウに基づく信頼性・拡張性を重視したサービスを提供しています。
また、クラウドサービスに必要な最新技術や専門技術の認定や両技術に精通した有資格者を揃え、設計から構築、導入支援、運用管理まで数多くの導入実績があります。
2)セキュリティサービス
セキュリティサービスでは、米国SecuGen社の製品を始め、セキュリティホール探索や実際に侵入や攻撃を試みるペネトレーションテスト等に用いる惰弱性対策ツール等、セキュリティ商材の販売と、その設計・構築・保守・運用までの一元的なサービスを提供しています。
SIG(4386)の情報・業績
SIGのIPO規模は、最大で6.9億円であり、東証JASDAQとしては小型案件となります。
小型案件であればあるほど、初値リターンはよいです。
●主な株主とロックアップ状況
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
(株)IGカンパニー | 36.26% | ○ |
石川純生 | 18.03% | ○ |
八田英伸 | 5.84% | ○ |
(株)ぬ利彦 | 3.99% | ○ |
迫田敏子 | 3.59% | ○ |
(株)リログループ | 3.37% | ○ |
(株)CIJ | 3.33% | ○ |
久保一彦 | 3.33% | |
スタンフォードインターネットソリューション(株) | 3.02% | |
(株)テプコシステムズ | 2.88% | 制度 |
●SIGの業績
回次 | 第7期 | 第8期 | 第9期 | 第10期 | 第11期 |
決算年月 | 平成25年3月 | 平成26年3月 | 平成27年3月 | 平成28年3月 | 平成29年3月 |
売上高(千円) | 2,839,301 | 2,929,233 | 3,434,732 | 3,436,403 | 3,547,966 |
経常利益又は経常損失(千円) | 97,914 | 103,686 | 128,376 | 148,386 | 210,249 |
当期純利益又は当期損失(千円) | -206,300 | 51,973 | 70,339 | 126,189 | 132,101 |
資本金(千円) | 293,500 | 293,500 | 293,500 | 293,500 | 293,500 |
発行済株式総数(株) | 3,980 | 3,980 | 3,980 | 3,980 | 39,800 |
純資産額(千円) | 141,408 | 193,382 | 263,684 | 389,873 | 521,975 |
総資産額(千円) | 1,209,986 | 1,298,664 | 1,404,596 | 1,513,371 | 1,631,819 |
1株当たり純資産(円) | 35,535 | 48,596 | 66,326 | 245.17 | 328.24 |
1株当たり純利益金額(円) | -51,842 | 13,061 | 17,681 | 79.35 | 83.07 |
自己資本比率(%) | 11.7 | 14.9 | 18.8 | 25.8 | 32 |
自己資本利益率(%) | - | 31 | 30.8 | 38.6 | 29 |
株価収益率(%) | - | - | - | - | - |
配当性向(%) | - | - | - | - | - |
営業活動によるキャッシュフロー(千円) | - | - | - | - | - |
投資活動によるキャッシュフロー(千円) | - | - | - | - | - |
財務活動によるキャッシュフロー(千円) | - | - | - | - | - |
現金及び現金同等物の末期残高(千円) | - | - | - | - | - |
従業員数(人) | 176 | 183 | 199 | 228 | 272 |
●取り扱い証券会社
主幹事:岡三証券
SBI証券
SMBC日興証券
みずほ証券
いちよし証券
極東証券
東洋証券
SIG(4386)IPOのまとめ
情報通信系のIPOですので、人気もまずまずの業種だと思います。
小型案件なため、初値を押し上げるには大きなプラス要素です。
また、オファリングレシオも19%と初値を押し上げる要素です(オファレングレシオ20%以下は「レア度」が高いため初値高騰の要因となる)。
ベンチャーキャピタルの保有も無く、ロックアップもしっかりしてるため、初値はかなり期待できるのではないでしょうか?
ただ、6/21の上場日は、SIG(4386)以外にも、ZUU、コーア商事GHDのIPOが同日に上場します。
他の銘柄の動向によっては、資金が分散され初値にも影響がでます。
管理人としては、是非とも当選したい銘柄です。
管理人の本気度
A
A:絶対欲しい
B:まあまあ欲しい
C:見送り
●ブックビルディング期間:6/4(月)~6/8(金)
●上場日:6/21(火)
●想定価格:2,000円
●市場:JASDAQ
●IPO規模:最大で6.9億円の小型案件
●取り扱い証券会社
岡三証券(主幹事)
SBI証券
SMBC日興証券
みずほ証券
いちよし証券
極東証券
東洋証券